2022年9月1日木曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.4 【ゆずれないハードウッド】

 紆余曲折あったものの鋼鉄の基礎部分が完成!


そして、これからはウッドデッキ作りで1番楽しいと言われる床板張りです。

基礎は木材を使わなかったですが、見えて触れる床だけは絶対に天然木にしたいという想いがありました。この後何度も張り替えられる体力的な自信もなかったので、できれば耐久性のあるハードウッドが理想です。

やはり価格がネックになるんですが、防腐処理した木材や今後のメンテナンスにかかる塗料や手間を比較して、ハードウッドの中でも安価なセランガンバツに決めました。

安価といっても32㎡という大きなスペースを覆うだけの木材…かなりの出費となります。
この時期、コロナはもちろんウクライナ侵攻や円安の影響で様々な資材が高騰していました。とにかく1日でも早く確保しないとどんどん値上げが進むという焦りもあって、決断は早かったです。


短尺のほうが木材も送料も安くなり、曲がりや反りも少なく素人にも施工しやすいということで2m以内に収めました。その分他の手間は増えてしまうのですが…

木材はトラックで運搬してもらいました。どれくらいの作業量になるのか不安だったのですが、運転手さんがお手伝いしてくれたので2人であっという間に荷降ろしすることができました。

想像していたよりも木は汚れていてささくれたものもありましたが、多分こういうものなんでしょう。逆に反りや曲がりはあまり感じませんでした。


これからどのくらいのスケジュールになるのか読めなかったので、雨風をしのげるようにカーポートの下でブルーシートで巻き巻きして保管。

ハードウッドは塗装しなくても良いという意見もあるようですが、可能な限り耐久性を上げたいのと入荷した木の色味が素っ気なく感じたというのもあって塗装することにしました。


使う塗料はキシラデコール。色はピニー。
※一緒に注ぎ口に付ける缶ベロというもの購入したほうが良いです…これがないと上手く注げませんでした(泣

初めての塗装でなにもわからないので、とりあえず床板の裏面と側面に塗装をすることにしました。

かなり臭うということと乾燥させるスペースを考えると、結局基礎を組んであるベランダでの作業になります。あの木材をまたベランダに運ぶのか…考えただけで腰と腕が痛みます(汗


全部をベランダに持ち込むと、その後の作業に支障が出そうだったので半分くらいです。

ここからの塗装の準備で難題だったのが、床材の表裏を見極めること。
木裏を上にしたほうが、経年によっての反りが凸になり雨水が溜まりにくく耐久力が上がるという記事を目にしたので、ぜひそのように施工したかったんです。

が、木口の年輪の向きで見分けるのがとても難しくて…わからないのは鉛筆コロコロです。
その答えは、ウッドデッキが完成して雨が降った後に判明します。

基礎部分に塗装するのは楽しかったんですが、この床材への塗装はなかなかに大変。
塗る面積がケタ違いですし、5月に入り気温が上がってとにかく暑くなってきました…大汗


裏面塗って乾かし、側面塗って乾かし、またその反対の側面塗って…


面積が大きいので、刷毛ではなくコテバケがお勧めですね。塗り方は、やってるうちにコツを覚えていきます。
慣れるまで塗料は少なめに含ませてやるほうが綺麗に仕上がると思います。

塗るのよりも、この油性塗料の片づけ方が面倒です。片づけが嫌なのでできるだけ作業を長く行いたいという感覚に陥ってました。
新聞紙・うすめ液やビニール手袋など、片付けの方法を予習しておいて事前に用意しておきましょう。

さあ、これが乾いたらいよいよ床材を張っていきます。今は体を休めてハードワークに備えましょう。



2022年8月31日水曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3 【行き当たりばったり施工】

基礎といっても地盤がコンクリートなんで、そこは土の地面に作るウッドデッキと比べるとかなり楽だったと思います。

雨が左右の排水溝に流れるための勾配はあったものの、水平をとるのにそれほど苦労はしませんでした。高さ調整が簡単にできる鋼製束を使っていたおかげというのもあります。



通気の悪い環境なので、基礎に木材は使わない考えでしたが床材を張る根太(ねだ)の素材を決めかねてました。
樹脂でできた人工木材が第一候補だったものの、コスト的に厳しくて…

そんなとき、先にDIYウッドデッキを施工していた知り合いから「ダクターチャンネル」という電線管やケーブルなどの支持として用いられるハンガーを教えてもらいました。
安価で強度も問題なさそう、長尺のものあるということで、即このダクターチャンネルを採用!(後にこの選択が手間を増やすことになってしまうのですが…汗)


さすがに4mのダクターチャンネルを大量に自分の車で運ぶことはできないので、工房前まで配送してもらいました。やはりかなりの重量で、ベランダに運び入れるだけで一苦労…

ようやく運び終わって、ふとダクターチャンネルと組んだ単管パイプを眺めて思った…「ピカピカすぎるな」と。

床材でほとんど基礎部分は見えなくなると思ってましたが、床材は隙間を開けながら張っていくのでここまでピカピカだと目立つ可能性もあり。そうなったら雰囲気ぶち壊し…

ということで、急遽基礎に塗装をすることに。
どうせ塗るのならサビ止めにすれば一石二鳥だと、急いで塗料と刷毛を購入しました。


サビ止め塗料となると色のバリエーションが少なくてこんな色味になってしまいましたが、ピカピカを隠せるようにはなりました。
単管パイプはともかく、ダクターチャンネルはメッキ加工がしてあるので塗料のノリが悪いです。経年で剥げてしまうかもですね。



塗装って楽しいんですよね。
結構な量があったんですが、黙々と塗っていると時間忘れてしまいます。でも手首はパンパン…

心地よい疲れと共に、作業はいよいよ一番の楽しみである床板張りへと進んでいきます。




長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.2 【さよなら、コンロ】

ついに動き出したDIYでのウッドデッキ製作。

基礎部である大引きを単管パイプで組み始めたのはいいんですが、そこでひとつ悩みが…

たぶんこのログハウス新築時から設置されていたと思われる立派なレンガのBBQコンロ。私たちも何度も美味しいお肉を焼かせていただきお世話になったものです。


ウッドデッキが完成してからも、ガンガン稼働してもらうつもりだったんですが…

コンクリートの縁の分だけ嵩が上がるので、実質コンロの背が40cm近くも低くなってしまうことを想定できていませんでした…汗

さすがに、かがみながらの調理はツライ。火とウッドデッキが近くなるのもコワイ。どうすべきか、コンロの横ギリギリに単管パイプを設置するときまで悩みましたが…

ゴメン、撤去することにします(涙) 

と、心を決めたもののどうやってこの石の怪物を倒したものか。

まずは、どんなものかと大ハンマーでコツンと叩いてみる…



なんと、あれよあれよと…



コツンと叩くごとに綺麗に分解されていき…


ものの20分程度で解体終了。強敵に見えて、とても脆いコンロでした…
そして、ビックリするくらい綺麗に分解できたことで、また組み立てて使えそうな感じに!


とは言え、かなりの重量なのでウッドデッキの上に置くのは止めた方が良さそう。

それどころか、このベランダから他に移動させること自体が大変…汗

結局、いらない毛布の上に置いて部屋の中を滑らしながら玄関まで引っ張っていくということを延々と繰り返しました。こっちのほうが時間がかかってしまった。

玄関にて佇むその姿は、もはやアート…神々しい守護神のようです。


難関と考えていたコンロの撤去があっさりと片付き、フラットになったべランダ。

これで基礎作りは加速していきます。

[長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3] へ続く…


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2022年8月30日火曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.1 【始動】

今の工房へ移動しようと考えたのはもう4年も前のこと…

初めてこの家屋へ訪れてまず頭に浮かんだのが、ロケーションは最高なのにコンクリートむき出しのベランダを見たとき…「このベランダはもったいない。ウッドデッキにすべき」でした。


コロナ禍の2020年の夏、工房への移転は叶いましたが、ウッドデッキは妄想のまま月日は経っていきました。

ですが、ふとベランダで景色を眺めていて、フェンスが邪魔と感じたのがきっかけとなりました。

そのときの心情も関係していたと思いますが、なにか吹っ切れたように無心にフェンスを取り除き始めました。



フェンスの外し方なんて知らなかったんで、荒っぽいですがドでかいハンマーにタガネなどを使って、外すというより壊す感じで。

でも、すべて取り除いたベランダの開放感たるやっ!

スタッフや家族からも「危なくないの?」と言われましたが、意外と人間高いところからは落ちないもんです。

子供の頃に海のそばで育って、柵のない防波堤を全速力で走り回っていたのでそのあたりの危機感がないのかもしれませんが(汗

この開放感を味わって、ウッドデッキへの想いがイッキに蘇ってきました。

いきなり作り始めることはできませんが、本を買って勉強しながら少しずつ部材を工房に運ぶことが始まりました。



庭の地面の上に作るような型ではなく、縁のあるコンクリートの箱にフタをするような構造になります。つまり基礎部分は通気性が悪く、木材だとすぐに腐ってしまう可能性が考えられました。

既存のコンクリートを削ったりするのは素人には敷居が高く、通気がなくても耐久が見込める素材の単管パイプや鋼製束などを利用することにしました。

このベランダ、だいたい幅8m×縦4mのBIGサイズで単管パイプもかなりの本数が要ります。設計図もなんとなくのものは描きましたが自信もなく、大量に購入して配達してもらうほどの予算もなく…結局、ホームセンターで少しずつ買っては組み立てるという方法を選択。

とは言え、小さな乗用車で運ぶので長さは2.5mが限界。山道でも運転できそうなギリギリ5本をコツコツと運び上げました。



2022年3月、こうしてウッドデッキDIYへの挑戦が幕を開けました…
その足跡をこれから数回にわけてこのブログに遺したいと思います。

[長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.2] へ続く…


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2021年11月5日金曜日

喜寿のお祝い!長年、大事に残していたママの絵。

昔、5歳の頃に描いたお母さんの絵…お母さんが大事に残していたそうです。

味わい深い温かくて素敵なタッチですよね💖

そして…喜寿を迎えるお母さんへ、絵を描いた娘さんからのプレゼントとして

時を超えてぬいぐるみに生まれ変わりました💫



⁡絵はコゲ茶が多く少し暗めですが、そのままに再現して欲しいとのご要望でした。

髪の毛はくるくるパーマで😅

お届け後、入院中のお母さんをこのぬいぐるみと一緒に迎えにいって喜ぶ顔がみたいとメールをいただきました。

きっと、この絵が大好きでずっと残しておられたお母さん…

満面の笑みが見られることを願っています💝


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2020年12月4日金曜日

【お絵描き 仮装ハロウィンコンテスト】コロナに負けない想像力!

1年に1度、子供たちが待ちに待った楽しいハロウィン!
…でも今年はコロナ禍の自粛などによって、イベントが中止というところもたくさんあったと思います(涙)

寂しい想いをしている子供たちになにかできることはないか…そこでエソラワークスは考えました。

「それじゃあ、2020年のハロウィンは想像力で仮装してみない?」


「こんな仮装したい」や「実際にやる仮装」をお絵描きしてご応募してもらって、
これぞという作品には、描いてもらった絵をぬいぐるみやトートバッグにしてプレゼント!

名付けて【お絵描き 仮装ハロウィンコンテスト】

魔女にゾンビ、お姫さま、ヒーロー、動物…どんな仮装だって、お絵描きだからなんでもござれ。今年はいっぱい我慢した子供たちに参加してもらって、脳内ハロウィンで盛り上がりましょう!


…という趣旨ではじめた今年のハロウィンイベント。
前の「コワかわいいオバケ」を描いてという企画よりも、仮装した絵というのはハードルが高かったみたいで難しいというご意見もいただきましたが(汗)
それでも可愛いタッチの素敵なお絵描きがちゃんと仮装して、たくさんのご応募をいただきました。ありがとうございます!

どれも楽しい想いが伝わってきましたし、ぬいぐるみにしたいものばかりでしたが…
今回はこの作品をぬいぐるみ・クリッチャにしました。




「ねこようせい」に仮装した自分。
可愛いし、元気いっぱいな感じが詰まった素敵なお絵描きですよね。

お届けしたとき、箱からぬいぐるみを出してきょとん。ぬいぐるみを手に取り、じっと見つめ…自分が描いた絵がぬいぐるみになったと大喜び、仕上がりには親子で感動してくれたようです。



そして、3作品には新しくはじめたサービス【絵ごころトート】
自分だけのトートバッグを作ってプレゼントしました。




ミイラにヒーロー、カボチャ(笑)と統一感ゼロという最高の絵心です。


新進気鋭のアーティストの作品のようになってます。
ハロウィンじゃなくっても使えそうなので、お出掛けの気分をあげるアイテムになってほしいですね。


来年のハロウィンは、お外でみんなと一緒に大声で「Trick or Treat!」を叫べるようになっていると良いですね。





2020年6月11日木曜日

わたしのアマビエ チャレンジ!たくさん集まって疫病退散。

コロナウィルスが世界中に混乱を起こした3月以降、この妖怪の噂がよく聞かれるようになりました。
以降、疫病退散のシンボルのようになった【アマビエ】…知ってます?

言い伝えでは、江戸時代に出現した外見は人魚のみたいで、鳥に似たクチバシがある妖怪。「病が流行ったら私の写し絵を人々に見せよ」と言いのこし、海へ消えたそうです。

私の娘たちも例にもれず休校となり、外出自粛でお家に籠る生活を余儀なくされました(涙)
子供はもちろんですが、大変なのはママです。
朝昼晩のご飯の準備に、ときには遊び相手となったり学校からの課題の指導まで…

そんな状況を見ていて、なんとか巣ごもり家族を応援できないかと思って企画したのが【わたしのアマビエ チャレンジ】です。


お家でヒマしている子供にアマビエを描いてもらうというものですが、言い伝えの絵を真似て描くよりも、特徴だけ伝えて子供が想像して描くほうが頭も使うし楽しそう!
「ロングヘアーのぽっちゃり半魚人で、目と耳はひし形でクチバシがある。足は3本!」
さあ、自分だけのアマビエ描いてみてっ!!!
一生懸命描いてる間、ママはゆっくりと休憩なり自分の時間を過ごしてくださいね。

1番面白いアマビエには、絵をぬいぐるみにしてプレゼント!その他にも3名様には絵をトートバッグにプリントします。賞品、少なくてゴメンね~。


そして応募開始!日本各地から個性的なアマビエがどんどん集まってきました。
その数、約100体(匹?)!!!

たくさんいるのでfacebookのアルバムにまとめました↓


言い伝えどおり、写し絵を人々に見せよ!実践できてます(笑)

半魚人から人魚、鳥、可愛いのも怖いのもバリエーション豊かで、みんな独創的!


1つだけ選ぶのはとても難しかったです…
日常が変わってしまって辛い状況だからこそ、1番大事なものってやっぱり「笑顔」かなと思ってこの作品をぬいぐるみにすることに決めました。


3歳の男の子が描いた『やさしいアマビエ』
お口はクチバシではないんですが「ニコッの優しいお口が好き!」というほのぼのとした想いに評価が集まりました♡

ちょうどNHKさんがこの企画を取材したいということもあり、超高速でぬいぐるみを製作してお届けいたしました。贅沢にもメディアを使った大賞発表でした。



足も3本以上描いてるようだったので、3本は足にして後のは尾ビレにアレンジ。
これにも気づいてくれて喜んでくれました。


ふわっふわ♪かわいい~♪とずっと言って、もう離さないそうです(嬉)

この2つの笑顔にはコロナウィルスも太刀打ちできませんよね。
本当にみんなの心をほっこりさせてくれたアマビエちゃんでした。


そして、トートバッグになったのはこの3作品!


こちらも、オリジナリティ溢れる楽しいアマビエたち。
プリントということで、色味や線の濃さなども考慮しながらの選考となりました。

これから新しい生活を気持ちの良いものにするために、世界にひとつのバッグを持ってお外に元気に出掛けてほしいです。

早速、早くみんなに見せたいと息巻くお子さんの写真もいただきました(笑)
絵もそれっぽかったけど、髪型もアーティスティック!?


このトートバッグ、ぬいぐるみを入れるギフトバッグにも使えるし、自分だけのバッグが欲しい子供たちにも良さそう…
いろいろ勉強しながらせっかく作ったものなので、新しいサービスができないか考えてみようと思います✌


お外で元気に遊び回る子供たち、ワイワイお出掛けしてる家族を1日も早く見たいですね。
将来、このコロナ禍のことを笑って振り返ることができますように…アマビエさま、よろしくお願いいたします!