2022年8月31日水曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3 【行き当たりばったり施工】

基礎といっても地盤がコンクリートなんで、そこは土の地面に作るウッドデッキと比べるとかなり楽だったと思います。

雨が左右の排水溝に流れるための勾配はあったものの、水平をとるのにそれほど苦労はしませんでした。高さ調整が簡単にできる鋼製束を使っていたおかげというのもあります。



通気の悪い環境なので、基礎に木材は使わない考えでしたが床材を張る根太(ねだ)の素材を決めかねてました。
樹脂でできた人工木材が第一候補だったものの、コスト的に厳しくて…

そんなとき、先にDIYウッドデッキを施工していた知り合いから「ダクターチャンネル」という電線管やケーブルなどの支持として用いられるハンガーを教えてもらいました。
安価で強度も問題なさそう、長尺のものあるということで、即このダクターチャンネルを採用!(後にこの選択が手間を増やすことになってしまうのですが…汗)


さすがに4mのダクターチャンネルを大量に自分の車で運ぶことはできないので、工房前まで配送してもらいました。やはりかなりの重量で、ベランダに運び入れるだけで一苦労…

ようやく運び終わって、ふとダクターチャンネルと組んだ単管パイプを眺めて思った…「ピカピカすぎるな」と。

床材でほとんど基礎部分は見えなくなると思ってましたが、床材は隙間を開けながら張っていくのでここまでピカピカだと目立つ可能性もあり。そうなったら雰囲気ぶち壊し…

ということで、急遽基礎に塗装をすることに。
どうせ塗るのならサビ止めにすれば一石二鳥だと、急いで塗料と刷毛を購入しました。


サビ止め塗料となると色のバリエーションが少なくてこんな色味になってしまいましたが、ピカピカを隠せるようにはなりました。
単管パイプはともかく、ダクターチャンネルはメッキ加工がしてあるので塗料のノリが悪いです。経年で剥げてしまうかもですね。



塗装って楽しいんですよね。
結構な量があったんですが、黙々と塗っていると時間忘れてしまいます。でも手首はパンパン…

心地よい疲れと共に、作業はいよいよ一番の楽しみである床板張りへと進んでいきます。




長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.2 【さよなら、コンロ】

ついに動き出したDIYでのウッドデッキ製作。

基礎部である大引きを単管パイプで組み始めたのはいいんですが、そこでひとつ悩みが…

たぶんこのログハウス新築時から設置されていたと思われる立派なレンガのBBQコンロ。私たちも何度も美味しいお肉を焼かせていただきお世話になったものです。


ウッドデッキが完成してからも、ガンガン稼働してもらうつもりだったんですが…

コンクリートの縁の分だけ嵩が上がるので、実質コンロの背が40cm近くも低くなってしまうことを想定できていませんでした…汗

さすがに、かがみながらの調理はツライ。火とウッドデッキが近くなるのもコワイ。どうすべきか、コンロの横ギリギリに単管パイプを設置するときまで悩みましたが…

ゴメン、撤去することにします(涙) 

と、心を決めたもののどうやってこの石の怪物を倒したものか。

まずは、どんなものかと大ハンマーでコツンと叩いてみる…



なんと、あれよあれよと…



コツンと叩くごとに綺麗に分解されていき…


ものの20分程度で解体終了。強敵に見えて、とても脆いコンロでした…
そして、ビックリするくらい綺麗に分解できたことで、また組み立てて使えそうな感じに!


とは言え、かなりの重量なのでウッドデッキの上に置くのは止めた方が良さそう。

それどころか、このベランダから他に移動させること自体が大変…汗

結局、いらない毛布の上に置いて部屋の中を滑らしながら玄関まで引っ張っていくということを延々と繰り返しました。こっちのほうが時間がかかってしまった。

玄関にて佇むその姿は、もはやアート…神々しい守護神のようです。


難関と考えていたコンロの撤去があっさりと片付き、フラットになったべランダ。

これで基礎作りは加速していきます。

[長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3] へ続く…


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2022年8月30日火曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.1 【始動】

今の工房へ移動しようと考えたのはもう4年も前のこと…

初めてこの家屋へ訪れてまず頭に浮かんだのが、ロケーションは最高なのにコンクリートむき出しのベランダを見たとき…「このベランダはもったいない。ウッドデッキにすべき」でした。


コロナ禍の2020年の夏、工房への移転は叶いましたが、ウッドデッキは妄想のまま月日は経っていきました。

ですが、ふとベランダで景色を眺めていて、フェンスが邪魔と感じたのがきっかけとなりました。

そのときの心情も関係していたと思いますが、なにか吹っ切れたように無心にフェンスを取り除き始めました。



フェンスの外し方なんて知らなかったんで、荒っぽいですがドでかいハンマーにタガネなどを使って、外すというより壊す感じで。

でも、すべて取り除いたベランダの開放感たるやっ!

スタッフや家族からも「危なくないの?」と言われましたが、意外と人間高いところからは落ちないもんです。

子供の頃に海のそばで育って、柵のない防波堤を全速力で走り回っていたのでそのあたりの危機感がないのかもしれませんが(汗

この開放感を味わって、ウッドデッキへの想いがイッキに蘇ってきました。

いきなり作り始めることはできませんが、本を買って勉強しながら少しずつ部材を工房に運ぶことが始まりました。



庭の地面の上に作るような型ではなく、縁のあるコンクリートの箱にフタをするような構造になります。つまり基礎部分は通気性が悪く、木材だとすぐに腐ってしまう可能性が考えられました。

既存のコンクリートを削ったりするのは素人には敷居が高く、通気がなくても耐久が見込める素材の単管パイプや鋼製束などを利用することにしました。

このベランダ、だいたい幅8m×縦4mのBIGサイズで単管パイプもかなりの本数が要ります。設計図もなんとなくのものは描きましたが自信もなく、大量に購入して配達してもらうほどの予算もなく…結局、ホームセンターで少しずつ買っては組み立てるという方法を選択。

とは言え、小さな乗用車で運ぶので長さは2.5mが限界。山道でも運転できそうなギリギリ5本をコツコツと運び上げました。



2022年3月、こうしてウッドデッキDIYへの挑戦が幕を開けました…
その足跡をこれから数回にわけてこのブログに遺したいと思います。

[長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.2] へ続く…


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