2023年2月13日月曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.7 【mission complete…ついに完成】

昨年の9月から、本業のほうが忙しくなってしまって更新ができませんでした…汗
実際には現時点ではとっくに完成しているので、あの感動を思い出しながら。


床板も家に近づき、もうカウントダウン!
ですが、接地する部分は家の柱などが飛び出しているので形に合わせて切り抜き加工が必要になります。
でも、もうセランガンバツがそんなに硬くないとわかっているので、楽しみながら作業できます。
ざっくりと電動丸ノコで、最後の細かな仕上げはノコギリで。



柱の出っ張りにもピッタリ。


そして、床板最後の一枚。
あぁ、楽しかった床板張りが終わってしまう…「最後の一撃は、せつない。」
昔、そんなコピーがありましたねww


上部にはまだ塗料を塗れてないので、まずは全面ヤスリ掛けです。
約32㎡ですので、オービタルサンダーを使ってもなかなか大変…汗


その後、地道にペタペタとキシラデコールを塗っていきます。

せっかくなので、夢のゴールは動画でご覧ください。


夏空が映える素晴らしいウッドデッキが完成しました!
もちろんよく見ると粗だらけですが、自分が生み出したオンリーワンのスペースです。


アレ…端は綺麗に揃えないの?って思われるでしょうが、このほうがやっつけ感が出て好きだったのでとりあえず当分の間はこのままにしておこうと思います。

柵も、技術と予算の関係もありますがこの開放感がたまらないので、落ちないように気を付けながらこのままで。

さぁ、これからどんな風にこのウッドデッキを使って楽しんでいこうかワクワクが止まりませんww
(てな感じで気持ちは上がっていたのですが、仕事が忙しくなりあまり楽しめてないという…涙)


とりあえず、夏は陽射しが殺人的なので、自然の木に助けてもらいタープがセットできるようにしました。


年末に思い立って、素敵なコタツアウトデッキなんてものもやってみました。
こういうバカなことをたくさん考えていきたいww

最後は駆け足になってしまいましたが、これが私のDIYウッドデッキの軌跡です。
初めは自分自身「できるんかい!?」って感じでしたが、数々のブログや本に助けられてこれだけのものを作ることができました。
やはり、何事も踏み出さないと成し得ないと実感…そして、この経験と自信が次の挑戦へと私を誘います!





2022年9月8日木曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.6 【ドローンと一緒に疲れも飛んでゆく】


機嫌よく張り続けていましたが、
雨が降った翌日にウッドデッキをみてみると…

床材に無数の黒いシミがあちらこちらに…なんだこれ?

調べてみると、木材のタンニンと鉄分が反応して黒く発色するとのこと。

ダクターチャネルに穴を開ける際に鉄の削りカスがそこいらに飛び散るので、それがこのシミになったようです(涙

シミを消す薬剤も売っているようですが、まだ制作途中なので今後の被害状況などを見て考えることにし、作業後の掃き掃除は念入りにやり始めました。
(結局、最終ヤスリをかけて塗装したらほとんど目立たなくなりました)


箱型のベランダにフタをするように作っているので、完成後のデッキの下はやはり気になります。簡単に潜り込むことができませんから…

ベランダの左右には排水溝があり、そこに落ち葉などのゴミが詰まるといったことも想定して、やはり大きめの開閉口を設置することにします。
そうなると、木に加工する必要がでてきます。電動丸ノコなどの道具は持っていますが、はたして硬いハードウッドに太刀打ちできるのか…不安。


念のため、チップソーは新しいものに替えていざっ!うぃぃいいいいんっ!

…なんてことなく綺麗に切れます。
セランガンバツはハードウッドの中でも加工しやすいと聞いていたのでそれでかもしれませんが、ちょっと拍子抜けww


左右の排水溝の部分それぞれにこの開口。


大きくし過ぎてフタの部分を持ち上げるのが結構重い…汗
まぁ、そんなに開けることもないと思いますが。

それでも、こんないいかげんな設計図でよくぞここまで進んだなぁというのが正直な気持ちです…


まだ途中ではありましたが、見学がてら友人たちが遊びに来てくれました。ドローンまで飛ばしてくれて、ひと時の息抜きを楽しみました。
ウッドデッキから飛び立つドローンは格好よく、相性の良さを感じました。いつかはこの工房でもドローンも持ちたいなぁ。


そんなこんなで、床材張りを始めて約1ヶ月。
ついに長い旅路のゴールが見えてきたような…




2022年9月6日火曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.5 【モノづくりの楽しさを実感!】

裏面と側面だけ塗装は完了。
表面は全部張り終わった後にまとめてヤスリ掛けして塗装して労力を節約します。
なので、直に陽に当ててしまうのであまりダラダラもできません(汗


そしてここで、根太にダクターチャンネルを選んだことで手間が増えることに気づきました…
床板はハードウッドで硬いので下穴を開けないといけない。下穴開けとビスの頭が飛び出さないように皿取加工を一緒に行える「皿取錐」という専用ドリルを用意していましたが…
その木工用ドリルでは、材質が鉄であるダクターチャンネルには穴を開けることができないという(涙

先にハードウッドの床材に下穴を開けて、その後にダクターチャネルの上に置いてその下穴から鉄用のドリルでもう一度穴を開けないといけない二度手間!

…でも仕方ない、いろいろ考えましたが良い方法が浮かびませんでした。

それプラス、作業的に難しいと思うことがもう一点。
下穴を綺麗にまっすぐ垂直に開けるのが素人にはなかなかの難易度。綺麗にできたと思っても、ビスを打ち込んでみると微妙に歪んでいる…
これについては「ドリルガイド」とか便利な道具も売っていたんですが、工房の倉庫で良いものを発見したのでそれを使ってみました。


こういうちょっと古めの機械ってカッコいいですよね~。これで下穴も寸分の狂いなく垂直に開けられます。


いざ、出陣っ!と床板張りが開始です。
もう5月中旬を過ぎてかなり暑い中での作業となってしまいました。できれば梅雨がくるまでに終わらせたい。

ちなみに、上で紹介した”垂直に下穴を開けるマシーン”は、進行に合わせて移動させるのが億劫になり開始初日で倉庫に出戻ることに…サヨーナラー
結局、木でガイドを作ってそこそこの精度で下穴を開けていくことになりましたとさ。


後はもう淡々と右から左、左から右へと板を張っていく繰り返し。
初めてのことばかりで効率は上がりませんが、試行錯誤するのが楽しくてこれぞモノづくりの醍醐味!汗も疲れも心地いいっ。


最初のほうは曲がりのない綺麗な板を張っていたけど、後々のことも考えて少しずつ歪なものも使い始めました。
ネットで勉強したF字クランプを使っての曲がりの修正…自分が下手なんでしょうが、大きく曲がったものは修正が難しかったです。クランプも最初買ったのはサイズが小さく負荷が掛かり過ぎたのか、途中でバカになってました(涙
それでも数をこなす内に、コツがわかりなんとなくOKくらいの張りはできるようになりました。


これで約1/4くらい張り終えました、完成させるのが惜しい気持ちまで芽生えてきています。作業を終えてホーキで掃除するこのひと時が嬉しい。






2022年9月1日木曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.4 【ゆずれないハードウッド】

 紆余曲折あったものの鋼鉄の基礎部分が完成!


そして、これからはウッドデッキ作りで1番楽しいと言われる床板張りです。

基礎は木材を使わなかったですが、見えて触れる床だけは絶対に天然木にしたいという想いがありました。この後何度も張り替えられる体力的な自信もなかったので、できれば耐久性のあるハードウッドが理想です。

やはり価格がネックになるんですが、防腐処理した木材や今後のメンテナンスにかかる塗料や手間を比較して、ハードウッドの中でも安価なセランガンバツに決めました。

安価といっても32㎡という大きなスペースを覆うだけの木材…かなりの出費となります。
この時期、コロナはもちろんウクライナ侵攻や円安の影響で様々な資材が高騰していました。とにかく1日でも早く確保しないとどんどん値上げが進むという焦りもあって、決断は早かったです。


短尺のほうが木材も送料も安くなり、曲がりや反りも少なく素人にも施工しやすいということで2m以内に収めました。その分他の手間は増えてしまうのですが…

木材はトラックで運搬してもらいました。どれくらいの作業量になるのか不安だったのですが、運転手さんがお手伝いしてくれたので2人であっという間に荷降ろしすることができました。

想像していたよりも木は汚れていてささくれたものもありましたが、多分こういうものなんでしょう。逆に反りや曲がりはあまり感じませんでした。


これからどのくらいのスケジュールになるのか読めなかったので、雨風をしのげるようにカーポートの下でブルーシートで巻き巻きして保管。

ハードウッドは塗装しなくても良いという意見もあるようですが、可能な限り耐久性を上げたいのと入荷した木の色味が素っ気なく感じたというのもあって塗装することにしました。


使う塗料はキシラデコール。色はピニー。
※一緒に注ぎ口に付ける缶ベロというもの購入したほうが良いです…これがないと上手く注げませんでした(泣

初めての塗装でなにもわからないので、とりあえず床板の裏面と側面に塗装をすることにしました。

かなり臭うということと乾燥させるスペースを考えると、結局基礎を組んであるベランダでの作業になります。あの木材をまたベランダに運ぶのか…考えただけで腰と腕が痛みます(汗


全部をベランダに持ち込むと、その後の作業に支障が出そうだったので半分くらいです。

ここからの塗装の準備で難題だったのが、床材の表裏を見極めること。
木裏を上にしたほうが、経年によっての反りが凸になり雨水が溜まりにくく耐久力が上がるという記事を目にしたので、ぜひそのように施工したかったんです。

が、木口の年輪の向きで見分けるのがとても難しくて…わからないのは鉛筆コロコロです。
その答えは、ウッドデッキが完成して雨が降った後に判明します。

基礎部分に塗装するのは楽しかったんですが、この床材への塗装はなかなかに大変。
塗る面積がケタ違いですし、5月に入り気温が上がってとにかく暑くなってきました…大汗


裏面塗って乾かし、側面塗って乾かし、またその反対の側面塗って…


面積が大きいので、刷毛ではなくコテバケがお勧めですね。塗り方は、やってるうちにコツを覚えていきます。
慣れるまで塗料は少なめに含ませてやるほうが綺麗に仕上がると思います。

塗るのよりも、この油性塗料の片づけ方が面倒です。片づけが嫌なのでできるだけ作業を長く行いたいという感覚に陥ってました。
新聞紙・うすめ液やビニール手袋など、片付けの方法を予習しておいて事前に用意しておきましょう。

さあ、これが乾いたらいよいよ床材を張っていきます。今は体を休めてハードワークに備えましょう。



2022年8月31日水曜日

長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3 【行き当たりばったり施工】

基礎といっても地盤がコンクリートなんで、そこは土の地面に作るウッドデッキと比べるとかなり楽だったと思います。

雨が左右の排水溝に流れるための勾配はあったものの、水平をとるのにそれほど苦労はしませんでした。高さ調整が簡単にできる鋼製束を使っていたおかげというのもあります。



通気の悪い環境なので、基礎に木材は使わない考えでしたが床材を張る根太(ねだ)の素材を決めかねてました。
樹脂でできた人工木材が第一候補だったものの、コスト的に厳しくて…

そんなとき、先にDIYウッドデッキを施工していた知り合いから「ダクターチャンネル」という電線管やケーブルなどの支持として用いられるハンガーを教えてもらいました。
安価で強度も問題なさそう、長尺のものあるということで、即このダクターチャンネルを採用!(後にこの選択が手間を増やすことになってしまうのですが…汗)


さすがに4mのダクターチャンネルを大量に自分の車で運ぶことはできないので、工房前まで配送してもらいました。やはりかなりの重量で、ベランダに運び入れるだけで一苦労…

ようやく運び終わって、ふとダクターチャンネルと組んだ単管パイプを眺めて思った…「ピカピカすぎるな」と。

床材でほとんど基礎部分は見えなくなると思ってましたが、床材は隙間を開けながら張っていくのでここまでピカピカだと目立つ可能性もあり。そうなったら雰囲気ぶち壊し…

ということで、急遽基礎に塗装をすることに。
どうせ塗るのならサビ止めにすれば一石二鳥だと、急いで塗料と刷毛を購入しました。


サビ止め塗料となると色のバリエーションが少なくてこんな色味になってしまいましたが、ピカピカを隠せるようにはなりました。
単管パイプはともかく、ダクターチャンネルはメッキ加工がしてあるので塗料のノリが悪いです。経年で剥げてしまうかもですね。



塗装って楽しいんですよね。
結構な量があったんですが、黙々と塗っていると時間忘れてしまいます。でも手首はパンパン…

心地よい疲れと共に、作業はいよいよ一番の楽しみである床板張りへと進んでいきます。




長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.2 【さよなら、コンロ】

ついに動き出したDIYでのウッドデッキ製作。

基礎部である大引きを単管パイプで組み始めたのはいいんですが、そこでひとつ悩みが…

たぶんこのログハウス新築時から設置されていたと思われる立派なレンガのBBQコンロ。私たちも何度も美味しいお肉を焼かせていただきお世話になったものです。


ウッドデッキが完成してからも、ガンガン稼働してもらうつもりだったんですが…

コンクリートの縁の分だけ嵩が上がるので、実質コンロの背が40cm近くも低くなってしまうことを想定できていませんでした…汗

さすがに、かがみながらの調理はツライ。火とウッドデッキが近くなるのもコワイ。どうすべきか、コンロの横ギリギリに単管パイプを設置するときまで悩みましたが…

ゴメン、撤去することにします(涙) 

と、心を決めたもののどうやってこの石の怪物を倒したものか。

まずは、どんなものかと大ハンマーでコツンと叩いてみる…



なんと、あれよあれよと…



コツンと叩くごとに綺麗に分解されていき…


ものの20分程度で解体終了。強敵に見えて、とても脆いコンロでした…
そして、ビックリするくらい綺麗に分解できたことで、また組み立てて使えそうな感じに!


とは言え、かなりの重量なのでウッドデッキの上に置くのは止めた方が良さそう。

それどころか、このベランダから他に移動させること自体が大変…汗

結局、いらない毛布の上に置いて部屋の中を滑らしながら玄関まで引っ張っていくということを延々と繰り返しました。こっちのほうが時間がかかってしまった。

玄関にて佇むその姿は、もはやアート…神々しい守護神のようです。


難関と考えていたコンロの撤去があっさりと片付き、フラットになったべランダ。

これで基礎作りは加速していきます。

[長年の夢!ウッドデッキを手づくり vol.3] へ続く…


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